【 スワップポイント】為替取引のもう一つの収益源
1.スワップポイントとは
スワップポイントとは、金利差調整分とも呼ばれ、為替取引において2国間の金利差によって発生する差益のことを指します。
金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売った場合、金利差分の利益がスワップポイントとして受け取れます。逆に、金利の低い通貨を買い、金利の高い通貨を売った場合は、金利差分の損失が発生します。
取引ポジションを持ち越す(ロールオーバーする)場合、その日の金利差が反映されたスワップポイントが加算または減算されます。
スワップポイントは、通貨ペアを保有する際の追加利益やコストとして考えられ、特に金利差の大きい通貨ペアを利用するトレーダーにとっては重要な要素となります。
1)スワップポイントの計算方法
スワップポイントは、以下の式で計算できます。
スワップポイント = (買入通貨の金利 - 売却通貨の金利) × 取引量 × 1日あたりのスワップポイント数
例: 1万ドルのユーロドルを買い、1万ドルのドル円を売った場合、以下のようになります。
スワップポイント = (ユーロ金利 -
ドル金利) × 1万ドル × 1日あたりのスワップポイント数
※実際の金額は各FX会社が公表していますので、そちらをご確認ください。
2)ロールオーバー(持ち越し)
ロールオーバーとは、FX取引でポジションを翌日に持ち越すことを指します。
ポジションを持ち続けると、その日の金利差に基づくスワップポイントが適用されます。
ロールオーバーが発生するのは、ニューヨーク市場のクローズ時(NYC)です。
このタイミングでポジションが維持されていると、スワップポイントが加算または減算されます。
※各FX会社が公表していますので、そちらをご確認ください。
3)スワップポイントが付与されるタイミング
スワップポイントは、ニューヨーク市場がクローズするタイミングで、取引ポジションを持ち越している場合に付与されます。
このタイミングでその日の金利差が計算され、スワップポイントが口座に反映されます。
さらに、スワップポイントは平日5日間にわたり毎日発生しますが、水曜日は週末分を含めた3日分のスワップポイントが付与されるため、注意が必要です。
※1:ニューヨーク市場のクローズ時間(NYC)は日本時間では米国標準時間時:午前7時、米国夏時間時:午前6時となります。
※2:水曜日のスワップポイントは祝日の関係や受渡日が変則的になると、付与日数が「3日分」「4日分」と通常時以上に付与されるケースがありますので、ご利用のFX会社でご確認ください。
※3:付与タイミングなどは各FX会社ごとに違う場合がありますので、ご利用のFX会社でご確認ください。
3.スワップポイント獲得のメリット・デメリット
スワップポイント獲得には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
◆値動きに左右されない収益
スワップポイントは、為替レートの値動きに左右されずに獲得できる収益です。たとえ為替レートが横ばいでも、金利差があればスワップポイントを獲得できます。
◆長期的な収益
スワップポイントは、毎日発生する収益です。長期的な視点で取引を行うことで、安定した収益源となります。(ただし、下記にもありますがスワップポイントがマイナスになるリスクもあります。その場合は毎日損失を出すことになります。)
◆リスクヘッジ
スワップポイントは、為替レートの値動きに対するリスクヘッジ効果もあります。金利差が大きい通貨ペアを選択することで、為替レートの変動による損失をある程度抑制することができます。
◆スワップポイントがマイナスになるリスク
スワップポイントは金利差に基づくため、低金利通貨を買い、高金利通貨を売る場合や、通貨の金利差が逆転した場合に、スワップポイントがマイナスとなり、持ち越すたびにコストを支払わなければならなくなります。これにより、ポジションを長期的に保有すると大きなコストがかかり、損失が増える可能性があります。
◆為替リスクの影響
スワップポイントを狙って長期ポジションを持つ場合、為替変動リスクも同時に負うことになります。金利差による利益があっても、為替レートが大きく不利な方向に動けば、その損失がスワップポイントの利益を上回ることがあります。特に高金利通貨は、為替変動が大きい場合が多く、リスクが高まります。
◆値動きに左右されない収益
スワップポイントは、為替レートの値動きに左右されずに獲得できる収益です。たとえ為替レートが横ばいでも、金利差があればスワップポイントを獲得できます。
◆長期的な収益
スワップポイントは、毎日発生する収益です。長期的な視点で取引を行うことで、安定した収益源となります。(ただし、下記にもありますがスワップポイントがマイナスになるリスクもあります。その場合は毎日損失を出すことになります。)
◆リスクヘッジ
スワップポイントは、為替レートの値動きに対するリスクヘッジ効果もあります。金利差が大きい通貨ペアを選択することで、為替レートの変動による損失をある程度抑制することができます。
◆スワップポイントがマイナスになるリスク
スワップポイントは金利差に基づくため、低金利通貨を買い、高金利通貨を売る場合や、通貨の金利差が逆転した場合に、スワップポイントがマイナスとなり、持ち越すたびにコストを支払わなければならなくなります。これにより、ポジションを長期的に保有すると大きなコストがかかり、損失が増える可能性があります。
◆為替リスクの影響
スワップポイントを狙って長期ポジションを持つ場合、為替変動リスクも同時に負うことになります。金利差による利益があっても、為替レートが大きく不利な方向に動けば、その損失がスワップポイントの利益を上回ることがあります。特に高金利通貨は、為替変動が大きい場合が多く、リスクが高まります。
4.スワップポイント獲得に適した通貨ペア
スワップポイント獲得に適した通貨ペアは、金利差が大きい通貨ペアです。代表的な例としては、以下の通貨ペアが挙げられます。◆豪ドル/NZドル
5.まとめ
スワップポイント取引は、為替取引のもう一つの収益源として活用することができます。金利差やスワップポイントの仕組みを理解し、注意点に留意しながら、上手に活用することで、為替取引をより収益性の高いものにすることができます。※スワップポイントが加算される時間帯やスワップポイントは、FX会社によって異なりますので確認してください。