【 FXの取引時間 】





〈目次〉

1.取引時間について

2.年末年始について

3.サマータイムについて

4.各取引時間の特徴



1.取引時間について

基本的にFXの取引時間は土日を除いた24時間可能です。

為替市場の1日は、ニュージーランドのウェリントン市場からスタートし、アジア市場中東市場欧州市場ニューヨーク市場翌日のウェリントン市場⇒・・・という流れになります

次々に市場が移っていくので、24時間取引が可能となるわけです。

各FX会社によってメンテナンスなどの時間もありますので、各FX会社のスケジュールを確認ください。


2.年末年始について

年末年始については12月31日から翌年1月1日が休みですが、FX会社により多少違いがありますので、各FX会社のスケジュールを確認ください。


3.サマータイムについて

北米や欧州、オセアニアの主要先進国では、春から秋にかけての特定期間、日照時間の拡大に合わせて時刻を標準時間より1時間だけ早める制度を導入しています。

例えば、米国は標準時間(日本時間)22時30分からスタート ⇒ 米国サマータイム(日本時間)21時30分からスタートとなります。

【標準時間】
米国標準時間(冬時間): 11月第1日曜日~3月第2日曜日

・欧州の標準時間(冬時間): 10月最終日曜日~3月最終日曜日
・オセアニアの標準時間 : 10月第1日曜日~4月第1日曜日

【サマータイム】(時刻を標準時間より1時間早める)
・米国サマータイム(夏時間): 3月第2日曜日(午前2時)~11月第1日曜日(午前2時) 
・欧州のサマータイム(夏時間): 3月最終日曜日~10月最終日曜日
・オセアニアの冬時間 : 4月第1日曜日~10月第1日曜日
 ※オセアニアは南半球のため、上記期間は冬時間となり、逆に1時間遅くなります。


4.各取引時間の特徴
①オセアニア時間
米国市場も終わり、市場参加者が少なく、あまり値動きのない時間帯となります。

しかし、ニュージーランドの経済指標が発表されたり、週末(土日)に何らかのニュースが出た場合の月曜日の早朝は乱高下することもあります。

②東京時間
日本やシンガポールの市場参加者が参加してくる為、値動きがでてきます。


ゴトー日と呼ばれる5と10の付く日は、ドル買いが出やすく仲値の決まる9時55分までは相場が動ことが多くなります。

10時を過ぎると穏やかな値動きになることが多くなりますが、経済指標の発表(オーストラリアや中国の経済指標)がある場合は、オセアニア通貨は比較的動きます。

日本人が多く参加する時間ですので、順張りよりも逆張りが有効になることが多い時間帯です。

③欧州時間
この時間帯になると、ユーロ圏の経済指標の発表もありますので、
欧州通貨が動き出し、16時(日本時間)の欧州の株式市場の開始と共に、一気に値動きが出てくることが多いです。

19時頃(日本時間)になると欧州勢は昼休みにはいる為、一旦は落ち着いた値動きになります。

ロンドンタイムが始まる前後からは、逆張りよりも順張りの方が有効になることが多くなります。

④ニューヨーク時間
日本時間21時過ぎ頃から米国の参加者が参入し、さらに米国の経済指標が数多く発表されるため、相場の値動きは大きく動くことが多くなります。

東京の仲値に相当するロンドンフィックスが日本時間午前0時(冬時間の場合は、午前1時)に当たる為、月末になるとユーロやポンドの値動きが激しくなります。

日本時間午前2時を過ぎますと、欧州の株式市場が終了となり、多少市場参加者が減るため、少し値動きが落ち着きますが、夜中に要人発言があったり、米国の金融政策が発表される日もありますので、深夜に大きく動き相場が1円近く動くこともあります。

この時間帯は順張りが有効となることが多いです。