はじめに
投資判断を行う上で、各国・地域の経済状況や政治情勢を把握することは非常に重要です。以下の表では、主要各国の基礎データをまとめ、投資知識として役立つ情報を提供しています。
はじめに
投資判断を行う上で、各国・地域の経済状況や政治情勢を把握することは非常に重要です。以下の表では、主要各国の基礎データをまとめ、投資知識として役立つ情報を提供しています。
1. GDP(Gross Domestic Product): 国内総生産
下記は主要各国のGDPの推移です。
2.1人当たりのGDP(Gross Domestic Product per capita)
3.経済成長率
経済成長率とは、ある国や地域の経済が一定期間(通常は1年間)にどれだけ成長したかを示す指標です。主に国内総生産(GDP)の変化率で表されます。GDPは、国の経済活動の総合的な価値を示し、財やサービスの生産量を計算します。このGDPが前年や前期と比べてどれだけ増加(または減少)したかをパーセンテージで表したものが経済成長率です。
計算式: 経済成長 =(今年のGDP-昨年のGDP)÷ 昨年のGDP × 100
経済成長率がプラスであれば、その国の経済が拡大していることを示し、マイナスであれば縮小していることを示します。
下記は主要各国の経済成長率の推移です。
4.物価上昇率
物価上昇率とは、ある一定期間における商品の価格やサービスの平均的な水準がどれだけ上昇(または下落)したかを示す指標です。物価上昇率は、インフレーション(物価の上昇)やデフレーション(物価の下落)の度合いを把握するために用いられ、通常は1年間での変動率がパーセンテージで表されます。
計算式: 物価上昇率 =(今年の物価指数 - 昨年の物価指数)÷ 昨年の物価指数 × 100
物価上昇率は、消費者物価指数(CPI: Consumer Price Index)や生産者物価指数(PPI: Producer Price Index)などを基に算出されます。
下記は主要各国の物価上昇率の推移です。
5.失業率
失業率とは、働く意思と能力がありながらも、仕事に就けない人の割合を示す経済指標です。労働市場の状況を把握するための重要な指標で、一般的にその国や地域の経済の健全性や成長を評価する際に用いられます。
計算式: 失業率 = 失業者数 ÷ 労働力人口 × 100
・失業者数:仕事を探しているが見つかっていない人の数
・労働力人口:就業者(仕事を持っている人)と失業者(仕事を探しているがない人)の合計
下記は主要各国の失業率の推移です。
6.経常収支
下記は主要各国の経常収支の推移です。
7.貿易収支
貿易収支とは、ある国が一定期間(通常は1年間)において、外国との間で行った「物品の輸出」と「物品の輸入」の差額を示す指標です。貿易収支は経常収支の中の主要な要素であり、国際貿易による収入と支出のバランスを測るために用いられます。
計算式: 貿易収支 = 輸出額 − 輸入額
下記は主要各国の失業率の推移です。
8.外貨準備高
下記は主要各国の外貨準備高の推移です。
9.債務残高の対GDP比
債務残高の対GDP比とは、ある国の政府が負っている債務(公的債務)の総額を、その国の年間国内総生産(GDP)で割った割合を示す指標です。この指標は、政府の債務がその国の経済規模に対してどれくらいの負担を与えているかを表します。債務残高の対GDP比は、政府の財政健全性や持続可能性を評価するために用いられます。